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学会活動
日本甲状腺学会は甲状腺学の進歩・向上をはかることを目的とし、学術集会の開催・国際交流の促進・研究者および優れた臨床医師の育成その他を行う学術団体で、日本内分泌学会と密接な関係にあります。
1958年5月、設立されて以来、学術活動を以下のように展開してきました。
(第1~22回 甲状腺研究会、第23~38回 甲状腺分科会)
開催年月日 | 会 長 | 開催地 | 主題等 |
第1回 1958年5月9日 |
三宅儀 (京都大) |
京都 | |
第2回 1959年4月8日 |
七條小次郎 (東京大) |
東京 | ![]() |
第3回 1960年4月7日 |
小田俊男 (大阪市立大) |
大阪 | 血中尿中TSH測定法の検討、甲状腺ホルモンのペーパークロマトグラフィー法の検討 |
第4回 1961年4月18日 |
赤須文男 (金沢大) |
金沢 | ![]() |
第5回 1962年4月8日 |
辻昇三 (神戸大) |
神戸 | 結節性甲状腺腫の治療針、甲状腺機能の中枢性支配、甲状腺自家免疫 |
第6回 1963年4月6日 |
吉田常雄 (大阪大) |
大阪 | 甲状腺疾患の病理組織学、バセドウ病に対するヨード剤奏効の機序 |
第7回 1964年6月9日 |
丸田公雄 (信州大) |
東京 | 悪性甲状腺腫の治療方針、甲状腺機能亢進症の抗甲状腺剤による治療の遠隔成績 |
第8回 1965年4月12日 |
勝木司馬之助 (九州大) |
福岡 | 甲状腺と酵素、![]() |
第9回 1966年4月10日 |
中尾喜久 (東京大) |
東京 | LATS EPSについて、甲状腺癌の予後 |
第10回 1967年4月6日 |
山田弘三 (名古屋大) |
名古屋 | 各地各集団における甲状腺腫の発生頻度、甲状腺機能検査に及ぼすヨードの影響 |
第11回 1968年4月8日 |
吉田秀雄 (京府医大) |
京都 | サイロキシン結合蛋白に関して、甲状腺の電顕像、甲状腺の組織学 |
第12回 1969年5月18日 |
七條小次郎 (群馬大) |
前橋 | 甲状腺ホルモンの生成に対するヨードの影響、血中甲状腺ホルモンの測定法 |
第13回 1970年3月13日 |
西川光夫 (大阪大) |
大阪 | T3生理的及び病態生理的意義、バセドウ病の治療 |
第14回 1971年4月2日 |
鎮目和夫 (虎の門病院) |
東京 | LATS その後の進歩、甲状腺疾患と妊娠 |
第15回 1972年4月12日 |
鎮目和夫 (虎の門病院) |
東京 | TRF、甲状腺に関する先天性異常 |
第16回 1973年4月12日 |
鳥塚莞爾 (京都大) |
京都 | ラジオイムノアッセイによるTSH の測定、甲状腺疾患と糖代謝異常 |
第17回 1974年4月11日 |
入江實 (東邦大) |
東京 | トリヨードサイロン、慢性甲状腺炎 |
第18回 1975年10月29日 |
越智幸男 (京府医大) |
京都 | バセドウ病と免疫、バセドウ病と他の内分泌疾患の合併症について |
第19回 1976年6月8日 |
飯野史郎 (昭和大) |
東京 | バセドウクリーゼその病態と対策、悪性眼球突出症 |
第20回 1977年5月20日 |
野口秋人 (野口病院) |
福岡 | 甲状腺刺激物質、バセドウ病治療の遠隔成績 |
第21回 1978年6月6日 |
伊藤國彦 (伊藤病院) |
東京 | Hashitoxicosis, Reverse T3 |
第22回 1979年6月10日 |
隈寛二 (隈病院) |
京都 | 妊娠とバセドウ病、TRH試験とT3抑制試験のバセドウ病の治癒判定における意義 |
1980年5月、日本内分泌学会の分科会となり、日本内分泌学会甲状腺分科会として、学術活動を以下のように展開してきました。
開催年月日 | 会長 | 開催地 | 主題等 |
第23回 1980年5月25日 |
鎮目和夫 (東女医大) |
神奈川 | 状腺ホルモン代謝、バセドウ病における異常甲状腺刺激物質、甲状腺癌の診断法 |
第24回 1981年6月4日 |
鳥塚莞爾 (京都大) |
岡山 | 甲状腺 in vitro 検査の進歩_TBG及び Free T4、甲状腺癌の治療 |
第25回 1982年5月31日 |
藤本吉秀 (東女医大) |
東京 | Thyroglobulin の基礎と臨床、甲状腺疾患の外科的治療の進歩と反省 |
第26回 1983年5月29日 |
宮井潔 (大阪大) |
大阪 | 甲状腺刺激物質とその関連因子 |
第27回 1984年5月21日 |
中島博徳 (千葉大) |
東京 | 甲状腺ホルモン代謝とフィードバック機構、胎児・新生児における甲状腺機能及びその異常 |
第28回 1985年5月17日 |
松井信夫 (名古屋大) |
名古屋 | 甲状腺ホルモンの作用、バセドウ病の治療 |
第29回 1986年5月17日 |
的場直矢 (仙台市民病院) |
仙台 | SH 受容体とその抗体を巡る諸問題、甲状腺疾患における穿刺吸引細胞診の意義と限界 |
第30回 1987年6月6日 |
井村裕夫 (京都大) |
京都 | 甲状腺細胞増殖因子甲状腺と自己免疫 |
第31回 1988年10月18~20日 |
長瀧重信 (長崎大) |
長崎 | シンポジウム:甲状腺分野における分子生物学的研究 ワークショップ:バセドウ病の治療 |
第32回 1989年11月24~25日 |
鈴木光雄 (群馬大) |
利根郡 | 甲状腺機能低下症の基礎と臨床前夜シンポジウム:バセドウ病とは何か |
第33回 1990年11月21~23日 |
稲田満夫 (関西医大) |
大阪 | 前夜シンポジウム:甲状腺癌をめぐって |
第34回 1991年11月6~8日 |
山田隆司 (信州大) |
松本 | 前夜シンポジウム:橋本病と甲状腺機能低下症の世界へ |
第35回 1992年11月4~6日 |
石井淳 (埼玉医大) |
大宮 | 前夜シンポジウム:バセドウ病の治療 |
第36回 1993年10月5~7日 |
森 徹 (京都大) |
京都 | 前夜シンポジウム:バセドウ病と橋本病 何がどう違うか? |
第37回 1994年10月19~21日 |
女屋敏正 (山梨医大) |
甲府 | 臨床甲状腺学と分子甲状腺学の接点 前夜シンポジウム:甲状腺疾患の治療/ PRO&CON |
第38回 1995年10月25~27日 |
小西淳二 (京都大) |
京都 | 前夜シンポジウム:バセドウ病眼症_病因から治療まで |
1996年10月、日本内分泌学会甲状腺分科会から、日本甲状腺学会と改称し、以下のような学会活動を行ってきました。
開催年月日 | 会長 | 開催地 | 主題等 |
第39回 1996年10月2~4日 |
下田新一 (獨協医大) |
宇都宮 | 前夜シンポジウム:甲状腺疾患診療の最近の話題 |
第40回 1997年11月9~12日 |
網野信行 (大阪大) |
大阪 | (第6回アジア・オセアニ甲状腺学会議と合同開催) |
第41回 1998年10月6~9日 |
内村英正 (杏林大) |
東京 | (第2回日韓中甲状腺会議と合同開催) |
第42回 1999年11月16~18日 |
満間照典 (愛知医大) |
名古屋 | 前夜シンポジウム:甲状腺疾患診療のガイドライン |
第43回 2000年10月22日 |
對馬敏夫 (東京女子医大) |
京都 | (第12回国際甲状腺会議と合同開催) |
第44回 2001年11月8~10日 |
高須信行 (琉球大) |
那覇 | 前夜シンポジウム:バセドウ病と橋本病の臨床-温故知新 |
第45回 2002年11月20~22日 |
中村浩淑 (浜松大) |
浜松 | 前夜シンポジウム:良性腫瘍(adenomatous goiter, follicular adenoma)をどう取り扱うか |
第46回 2003年11月19~21日 |
妹尾久雄 (名古屋大) |
名古屋 | |
第47回 2004年11月11~13日 |
森昌朋 (群馬大) |
前橋 | 専門性の向上と若手への知(臨床・研究)の継承 |
第48回 2005年11月21~23日 |
高見博 (帝京大) |
東京 | |
第49回 2006年11月2~4日 |
笠木寛治 | 高松 | |
第50回 2007年11月15~17日 |
宮内 昭 (隈病院) |
神戸 | 日本甲状腺学50年の進歩 甲状腺癌:術後の疾病管理 |
第51回 2008年11月21~23日 |
家入蒼生夫 (獨協医大) |
宇都宮 | 明日の診療に生かす甲状腺の知識 |
第52回 2009年11月3~5日 |
伊藤 光泰 (藤田保健衛生 大) |
名古屋 | (第9回アジアオセアニア甲状腺学会会議と合同開催) |
第53回 2010年11月11~13日 |
山下 俊一 (長崎大) |
長崎 | 放射線と甲状腺 - 被爆65周年を迎えて - |
第54回 2011年11月21~23日 |
西川 光重 (関西医大) |
大阪 | 甲状腺学とその実践 - 日本から世界へ - |
第55回 2012年11月29日~12月1日 |
廣松 雄治 (久留米大) |
福岡 | 橋本病発見から百年 - 過去から未来へ - 「橋本病100周年記念国際シンポジウム - 甲状腺疾患と自己免疫 -」を12月1-4日に開催 |
第56回 2013年11月14~16日 |
赤水 尚史 (和歌山医大) |
和歌山 | 人材育成 地域医療への貢献 世界に情報発信 |
第57回 2014年11月13~15日 |
岩谷 良則 (大阪大学) |
大阪市 | 甲状腺学の未来を拓く |
第58回 2015年11月5~7日 |
鈴木 眞一 (福島医大) |
福島 | 放射線と甲状腺、震災後四年を経て |
第59回 2016年11月3~5日 |
吉村 弘 (伊藤病院) |
東京 | 未来都市で花開く甲状腺学 |
第60回 2017年10月5~7日 |
野口 志郎 (野口病院) |
別府 | 科学的・合理的な医療を支える甲状腺学 ~新たなる飛躍~ |
第61回 2018年11月22~24日 |
菱沼 昭 (獨協医大) |
川越 | 甲状腺学の殿堂、未来への挑戦 |
第62回 2019年10月10~12日 |
山田 正信 (群馬大) |
前橋 | すべては甲状腺患者さんのために |
第63回 2020年11月19日~12月15日 |
田上 哲也 (国立病院機構京都医療センター) |
奈良→WEB開催へ変更 | 甲状腺学の伝承と発展 ―未来へ飛翔け― |
第64回 2021年11月18日~12月20日 |
長谷川奉延 (慶應義塾大) |
東京 (ハイブリッド開催) |
By always thinking unto THYROID |
第65回 2022年11月1日~3日 |
豊田長興 (関西医科大学 内科学第二講座) |
大阪 | 革新と伝統が織りなす甲状腺学 ―未来への挑戦― |
第66回 2023年12月7日~9日 |
絹谷清剛 (金沢大学医薬保健研究域核医学) |
金沢 | 甲状腺診療の極みへ |
第67回 2024年10月3日~5日 |
荒田尚子 (国立成育医療研究センター) |
横浜 | 想いを紡ぐ |